セミナー名 |
国内・海外M&A契約の最前線 |
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概要 |
日本企業によるM&Aはもはや「日常的」になりつつあります。日本企業の戦略にも欠かせないものとなっており、近年では、海外企業の買収も非常に活発になっています。また、海外M&Aのトレンドが日本国内のM&A取引にも大きな影響を及ぼしており、その意味でも、海外M&Aにおける契約実務を理解することの重要性が高まっております。これらの正確な理解なしに、国内外のM&A取引にスピーディに対応することは容易ではありません。 本セミナーでは、M&A契約の基本的な構造・内容を解説するとともに、クロスボーダーM&Aや日本国内のM&A取引において近年見られる最新のトピックについて解説します。
<プログラム>
1.M&A契約における基本的構造 ①価格に関する条項(価格調整に関する条項) ②クロージング(Closing) ③前提条件(Condition Precedent) ④誓約事項(Covenants) ⑤表明及び保証(Representations and Warranties) ⑥補償条項(Indemnification) ⑦一般条項
2.日本や海外(欧米)でのトレンド ①米国では主流である運転資本による価格調整(working capital adjustment)ではなく、 一定期日をベースに原則として買収価格を固定価格とするlocked-box条項 ②エスクローを利用するクロージング手続 ③競争法クリアランス取得に関する義務を定める条項(いわゆるHell or High Water条項) ④表明保証保険(warranty and indemnity insurance)の活用 (※国内案件でも活用事例が出てきています) ⑤日本企業による対価の一部を株式とするM&A取引 (※ユーザベースによるQuartz社の買収に利用された米国デラウェア州法の逆三角合併を利用する手法、 武田-シャイアの統合に利用されたイギリス法系のスキーム・オブ・アレンジメントを利用する手法、 産業競争力強化法を利用する手法、など)
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開催日 |
2019年08月30日(金)
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開催時間 |
14:00~16:30 (受付開始 13:30~) |
会場名 |
トスラブ山王健保会館 (2階会議室) |
会場所在地 |
〒 107-0052 【アクセス】 ※地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」 10番出口より 徒歩3分
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講師名 |
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士 笠原 康弘 氏
2005年東京大学法学部卒業。2006年弁護士登録、長島・大野・常松法律事務所入所。2012年Columbia Law School卒業(LL.M.)。2012年~2014年 当事務所ニューヨーク・オフィス勤務。2019年より東京大学法科大学院みなし専任実務家教員(客員准教授)。 主な業務分野は国内外のM&A取引。米国及びブラジルにおける勤務経験を活かし、北中南米を中心とした国際案件も幅広く取り扱っている。 |
受講料 |
19,440円(税込) |
定員(名) |
50 |
参加条件 |
※同業者・競合する方と判断した場合等主催者都合によりお申込みをお断りする場合がございます。 |
主催・協力 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル |
問い合わせ先 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 |